「マウスピース矯正とワイヤー矯正は、どっちを選べばいい?」
結論、それぞれの良し悪しを知ったうえで、「私にピッタリ!」と思えた方を選ぶべきです。
知恵袋の調査も実施しましたが、どれも個人差やクリニックによって異なる内容が多かったため、参考にできないと結論づけました。
そこで、今回はどちらかを選択する判断材料として、以下の4項目を解説していきます。
以下の表は上記の4項目をひと目で確認できるようにしたものです。
項目 | マウスピース矯正 | ワイヤー矯正 |
---|---|---|
メリット | 取り外しができる 目立ちにくい ワイヤーと比べて調整頻度が少ない 進み具合を実感しやすい | 強制力がある 対応範囲が比較的広い 取り外す必要がない |
デメリット | 自己管理する必要がある 対応が難しい症例もある 外食の時に外すのが恥ずかしい | 取り外しができない こまめな歯磨きが必要 虫歯になりやすい 口臭のもとになりやすい 目立ってしまいやすい |
費用や効果・期間 | 【費用】 調整頻度が平均的に2〜3ヶ月に1回であるため、その分追加費用が抑えられる 【効果】 個人差がある 【期間】 個人差がある | 【費用】 調整頻度が平均的に1〜2ヶ月に1回であるため、その分追加費用が必要なケースがある 【効果】 個人差がある 【期間】 個人差がある |
日常生活への影響 | 食事前に外す必要がある マウスピースのケアが必要(洗浄液に入れるだけ) | こまめで入念な歯磨きが必要 どうしても目立ちやすい |
特に費用や効果・期間などは個人差があるため、初回検診で歯並びの状況などを実際に診てもらわなければ、正直分かりません。
初回検診は、受診してから「やる・やらない」を決められるので、意外と気軽に受けることができます。
\ 特徴まで分かる! /
※この記事は歯科衛生士の方の監修のもと、解説しています。
監修者

歯科衛生士 山田さん
地域密着型の歯科医院で小児から高齢者まで六年間、歯科口腔外科、歯科保健指導、歯科予防処置、歯科診療補助に従事。
私自身歯並びにコンプレックスがあったので大人になり、かねてより希望だった矯正を経験。
現在は、リテーナで保定中。
道のりは少し長くなるかもしれませんが、歯並びによるコンプレックスを改善して笑顔で楽しく過ごしましょう!
マウスピース矯正とワイヤー矯正どっちがいい?それぞれのメリットを解説

以下の表は、マウスピース矯正とワイヤー矯正、それぞれのメリットをまとめたものです。
マウスピース矯正 | ワイヤー矯正 |
---|---|
取り外しができる 目立ちにくい ワイヤーと比べて調整頻度が少ない 進み具合を実感しやすい | 強制力がある 対応範囲が比較的広い 取り外す必要がない |
それぞれ、詳しく解説します。
マウスピース矯正のメリット
マウスピース矯正のメリットは、以下の4つです。
- 取り外しができる
- 目立ちにくい
- ワイヤーと比べて調整頻度が少ない
- 進み具合を実感しやすい
詳しく見ていきましょう。
【取り外しができる】
マウスピース矯正は、取り外して歯を磨けるため、虫歯や口臭の原因となりやすい磨き残しのリスクを低くすることができます。
また、「大切な写真を撮るとき」「お仕事で大事な商談やプレゼンをするとき」など、いざという時に外せるのも嬉しいポイントです。
【目立ちにくい】
マウスピース矯正で使われている多くのマウスピースは、透明で目立ちにくいものが多いです。
矯正を始めたことで、「目立つから恥ずかしい」と笑うことに抵抗が感じるなんてことも、あまり感じずに済みます。
【調整頻度が少ない】
ワイヤー矯正の平均的な調整頻度は、器具の微調整などが必要であるため、1〜2ヶ月に1回程度必要です。
一方、マウスピース矯正の平均的な矯正頻度は2〜3ヶ月に1回程度であるため、ここを「楽だと感じる」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
【進み具合を実感しやすい】
マウスピース矯正は、基本的に複数のマウスピースを受け取って、決められた期間でどんどん交換していく流れとなります。
そのため、「残りあと◯個だ」のように進み具合が数で確認できる嬉しさもあります。
ワイヤー矯正のメリット
ワイヤー矯正のメリットは、以下の3つです。
- 強制力がある
- 対応範囲が比較的広い
- 取り外す必要がない
詳しく見ていきましょう。
【強制力がある】
ワイヤー矯正は、器具が固定されているため、自分で外すことはできません。
一方、マウスピース矯正の場合は、「着け忘れた!」なんてことがあると、多少なりとも矯正の進捗が遅れてしまいます。
そのため、「自己管理が苦手」という方にとっては嬉しいポイントだと言えます。
【対応範囲が比較的広い】
マウスピース矯正でも対応範囲が広いものもありますが、まだ対応していない症例もあります。
一方、ワイヤー矯正では、歯科医師の方が手で器具の調整を行うことができるため、対応できる症例の幅が広いといえます。
【取り外す必要がない】
マウスピース矯正の場合は、食事の時に取り外す必要があり、「外食の時に外すのが恥ずかしい」という声もあります。
ワイヤー矯正では、「どこで取り外そう…」という心配をしなくて済むため、気にせず外食できるのが嬉しいポイントです。
ただ、器具に食べ物が挟まりやすいという弱点もあるので、食後はチェックすることが重要です。
マウスピース矯正とワイヤー矯正どっちがいい?それぞれのデメリットを解説

以下の表は、マウスピース矯正とワイヤー矯正のデメリットをまとめたものです。
マウスピース矯正 | ワイヤー矯正 |
---|---|
自己管理する必要がある 対応が難しい症例もある 外食の時に外すのが恥ずかしい | 取り外しができない こまめな歯磨きが必要 虫歯になりやすい 口臭のもとになりやすい 目立ってしまいやすい |
それぞれ、詳しく解説します。
マウスピース矯正のデメリット
マウスピース矯正のデメリットは、以下の3つです。
- 自己管理する必要がある
- 対応が難しい症例もある
- 外食の時に外すのが恥ずかしい
詳しく見ていきましょう。
【自己管理がする必要がある】
マウスピース矯正は、取り外せることがメリットでもあり、デメリットでもあります。
当然ですが、マウスピースを外している時は、楽です。
また、毎日のマウスピースのケアが億劫になってしまうこともあります。
そのため、自己管理が苦手な方は、自力で外すことができないワイヤー矯正が向いているかもしれません。
注意点としては、ワイヤー矯正の場合は食べ物が挟まることが多いため、食後はこまめに入念な歯磨きが必要であることも覚えておきましょう。
【対応が難しい症例もある】
歯並びの状態によっては、マウスピース矯正で対応できない場合もあります。
実際に対応可能であるかは、初回検診で実際に診てもらわないと分かりません。
「自分はマウスピース矯正は難しいかも」という方でも一度は検診を受けてみるのがおすすめです。
【外食の時に外すのが恥ずかしい】
マウスピース矯正中の方からは、よく「マウスピースを人前で恥ずかしい」という声が聞こえてきます。
また、マウスピースを装着したまま食事してしまうと、マウスピースの変形や割れの原因となってしまいます。
お手洗いなど、「どこでマウスピースを外すか」を外食のときには常に考えておく必要があります。
ワイヤー矯正のデメリット
ワイヤー矯正のデメリットは、以下の3つです。
- 取り外しができない
- 虫歯・口臭のもとになりやすい
- 目立ってしまいやすい
詳しく見ていきましょう。
【取り外しができない】
ワイヤー矯正の器具は、自分で取り外すことができません。
「大切な写真を撮るから外したい!」「大事なプレゼンがあるから外したい!」なんて時も取り外しできないため、ストレスを感じてしまうことがあります。
【虫歯・口臭の原因になりやすい】
ワイヤー矯正は、歯と器具の間に隙間ができるため、どうしても食べ物が詰まってしまいます。
そして、隙間が多いため、詰まってしまった食べかすを見逃しやすいという弱点があるのです。
見逃してしまった食べかすが原因で虫歯になったり、口臭に悪影響を与えてしまうケースもあります。
マウスピース矯正の場合「マウスピースのケアが面倒」だと思われがちですが、ワイヤー矯正では、食べかすが残らないように、時間をかけて入念に歯磨きする必要があります。
歯磨きに神経を使わないといけないので、マウスピース矯正よりも面倒に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
【目立ってしまいやすい】
マウスピース矯正は透明で目立ちにくいのに対して、ワイヤー矯正はどうしても目立ってしまいやすいです。
目立ちにくくするために、歯の後ろに器具を取り付けるタイプもありますが、歯磨きで食べかすを取る難易度が上がってしまう現実があります。
ワイヤーとマウスピースで悩んでいる方も、ここを気にしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
少しでもこれに悩んでいる方は、一度マウスピース矯正の初回検診を受けて、マウスピースで対応可能であれば、そちらを選択するのが向いているかもしれません。
どのマウスピース矯正を選べばよいか気になる方は、複数のマウスピース矯正の特徴をまとめた表がありますので、ぜひ
以下に複数のマウスピース矯正のプランや費用をまとめた表をご用意しましたので、気になったものがあれば、公式サイトから初回検診の予約をされてみてください。
項目 | ![]() | ![]() | ![]() |
---|---|---|---|
料金プラン ※税込 ※期間は目安であり、個人差があります | 【1回お試しコース】 1,650円 【8回コース】 23.1万円 【12回コース】 35.2万円 【18回コース】 51.7万円 【24回コース】 66万円 【30回コース】 88万円 【難症例コース】 別途見積もり | 【軽度】 17〜30万円 【中度】 30〜39万円 【重度】 66〜80万円 | 【治療1回ごとの都度払い】 4.4万円 【5回コース】 19.8万円 【10回コース】 33万円 【15回コース】 46.2万円 |
分割対応状況 | 対応 | 対応 | 対応 |
初回検診料 | 0円〜 ※提携クリニックにより異なる | 無料 | 0円〜 ※提携クリニックにより異なる |
再診料・調整料 | 無料 | 基本無料 | 税込3,300円〜 ※提携クリニックにより異なる |
対応地域 | 【関東地方】 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県 【北海道地方】 北海道 【中部地方】 愛知県、岐阜県 【近畿地方】 大阪府 【中国地方】 山口県、岡山県 【四国地方】 愛媛県 【九州地方】 福岡県 | 【関東地方】 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県 【中部地方】 愛知県 【近畿地方】 大阪府 | 下記の都道府県以外はすべて対応 青森県、和歌山県、島根県 |
提携クリニック数 | 53院 ※2025年3月時点 | 23院 ※2025年3月時点 | 110院 ※2025年1月時点 |
対応範囲 | 奥歯も含めた歯並び全体 | 前歯などの部分矯正 | 前歯などの部分矯正 |
目立ちにくさ | 透明+光沢防止加工 | 透明 | 透明 |
LINEサポート | 対応 | 対応 | クリニックによる |
特徴 | ・マウスピース矯正したい人と独自の審査に通過した矯正歯科クリニックをマッチングするサービスで、料金も一律だから複数のクリニックを比較する手間が省ける ・奥歯も含めた全体矯正ができるから、Eラインを目指せる ・全体矯正だから、咬み合わせなどの機能面や歯並び全体のバランスを考えながら矯正できる | ・初回検診料が無料だから、相談に行きやすい ・ホワイトニング剤1本分が追加料金なしで行える | ・ホワイトニング剤1本分が追加料金なしで行える ・少ない回数で済むなら費用を抑えられる ・提携クリニックが多い分転院しやすい |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
「ウィ・スマイル矯正」というブランドのマウスピース矯正があるのではなく、矯正治療を受けるのは、提携クリニックで取り扱っている「インビザライン」等のマウスピースです。
マウスピースとワイヤーの効果や費用・期間はどっちがいい?
以下の表は、マウスピース矯正とワイヤー矯正の費用や効果などをまとめたものです。
マウスピース矯正 | ワイヤー矯正 |
---|---|
【費用】 調整頻度が平均的に2〜3ヶ月に1回であるため、その分追加費用が抑えられる 【効果】 個人差がある 【期間】 個人差がある | 【費用】 調整頻度が平均的に1〜2ヶ月に1回であるため、その分追加費用が必要なケースがある 【効果】 個人差がある 【期間】 個人差がある |
詳しく解説します。
マウスピース矯正の費用や効果・期間
マウスピース矯正は、ワイヤー矯正に比べて調整で通院する頻度が少ないことが多いです。
その分、交通費や調整料・再診料などの費用を抑えることができます。
また、効果や期間に関してはどうしても個人差があるため、一概には言えません。
気になる方は、納得いかなければ実際に契約する必要も無いので、一度初回検診で確認してみるのをおすすめします。
ワイヤー矯正の効果や費用・期間
ワイヤー矯正のワイヤーは、歯科医師の方が手作業で調整する必要があるため、平均的に1〜2ヶ月に1回程通院しなければなりません。
その分、歯科医師の方の手作業であるため、通院するたびに再診料・調整料が追加費用となりやすい傾向にあります。
もちろん、マウスピース矯正でも再診料・調整料が必要となるケースもありますが、平均的に2〜3ヶ月に1回の通院となるので、ワイヤー矯正よりは費用が抑えられるケースが多いです。
また、効果や期間に関しては、マウスピース矯正同様で個人差があるため、一概にはいえません。
こちらも矯正歯科で実際に初回検診を受けてみることが大切です。
マウスピース矯正とワイヤー矯正どっちがいい?日常生活への影響

以下の表は、マウスピース矯正とワイヤー矯正、それぞれの日常生活への影響をまとめたものです。
マウスピース矯正 | ワイヤー矯正 |
---|---|
食事前に外す必要がある マウスピースのケアが必要(洗浄液に入れるだけ) | こまめで入念な歯磨きが必要 どうしても目立ちやすい |
詳しく解説します。
マウスピース矯正の日常生活への影響
マウスピース矯正の日常生活への影響は、主に以下の2つがあります。
- 食事前に外す必要がある
- マウスピースのケアが必要(洗浄液に入れるだけ)
詳しく見ていきましょう。
【食事前に外す必要がある】
マウスピースを装着したまま食事をしてしまうと、マウスピースの変形や破損の原因になるため、必ず取り外してから食事しなければなりません。
実際にマウスピース矯正をしている方の声として挙がってくるのが、「自宅以外で食事する時に外すのが恥ずかしい」という声です。
「どこで外そうか」「どのタイミングで外そうか」を日常生活の中で考えながら過ごさなければなりません。
【マウスピースのケアが必要(洗浄液に入れるだけ)】
日頃からマウスピースのケアをしなければ、虫歯や口臭の原因になってしまいます。
そして、毎日ケアをする必要があるため、少なくとも日常生活への影響は出てきます。
ただ、洗浄液に数分間入れておくだけでもケアはできるので、朝の支度をしている時間などを使えば億劫になることもありません。
ワイヤー矯正の日常生活への影響
ワイヤー矯正の日常生活への影響は、主に以下の2つがあります。
- こまめで入念な歯磨きが必要
- どうしても目立ちやすい
【こまめで入念な歯磨きが必要】
ワイヤー矯正の器具と歯の間にできた隙間の中には、食べかすが詰まってしまいやすいです。
そして、詰まった食べかすは、虫歯や口臭の原因になってしまう可能性が高いといえます。
マウスピース矯正ではマウスピースを取り外せば普段通りに歯磨きできますが、ワイヤー矯正の器具は取り外しできないので、入念に歯を磨く必要があります。
1回の歯磨きに今まで以上の時間をかけて入念にしなければならないので、日常生活への影響が出てきます。
【どうしても目立ちやすい】
ワイヤー矯正の器具は、どうしても目立ってしまいやすいです。
歯の後ろに器具を付ける方法もありますが、歯磨きで食べかすを取りきる難易度は上がります。
ワイヤー矯正の器具が目立つのを少しでも気にされる方は、マウスピース矯正の方が向いているかもしれません。
マウスピース矯正とワイヤー矯正どっちがいいか悩んでいる人のよくある質問
まとめ:「マウスピース矯正とワイヤー矯正」どっちがいいかは良し悪しを知ってから判断しよう

マウスピース矯正とワイヤー矯正についてまとめた表を改めて見てみましょう。
項目 | マウスピース矯正 | ワイヤー矯正 |
---|---|---|
メリット | 取り外しができる 目立ちにくい ワイヤーと比べて調整頻度が少ない 進み具合を実感しやすい | 強制力がある 対応範囲が比較的広い 取り外す必要がない |
デメリット | 自己管理する必要がある 対応が難しい症例もある 外食の時に外すのが恥ずかしい | 取り外しができない こまめな歯磨きが必要 虫歯になりやすい 口臭のもとになりやすい 目立ってしまいやすい |
費用や効果・期間 | 【費用】 調整頻度が平均的に2〜3ヶ月に1回であるため、その分追加費用が抑えられる 【効果】 個人差がある 【期間】 個人差がある | 【費用】 調整頻度が平均的に1〜2ヶ月に1回であるため、その分追加費用が必要なケースがある 【効果】 個人差がある 【期間】 個人差がある |
日常生活への影響 | 食事前に外す必要がある マウスピースのケアが必要(洗浄液に入れるだけ) | こまめで入念な歯磨きが必要 どうしても目立ちやすい |
あなたにとって、どちらが良いと感じたでしょうか?
「私にはマウスピース矯正がピッタリ!」という方のために、複数のマウスピース矯正の特徴をひと目で確認できる表を用意したので、ぜひ目を通してみてくださいね!
\特徴も分かる!/
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
【公益財団法人 日本矯正歯科学会】
【厚生労働省】
【公益財団法人 日本臨床矯正歯科医会】
【衆議院】
【株式会社メディカルネット】
【日本アライナー矯正歯科研究会】
【公益社団法人 神奈川県歯科医師会】
【機能的マウスピース矯正研究会】
【日本クレジット協会】